「地域社会のかかりつけ医」としての禁煙外来
1月15日、今年初めてになる「うらミーティング」を開催しました。
今回は当院の診療内容の1つ、「禁煙外来」のアピール検討会です。
外来の内容、治療の紹介はもちろんのこと、喫煙の影響や受動喫煙、未成年の喫煙の現状についても紹介していきます。
喫煙は、本人の健康だけでなく、周囲にいる家族、仲間など大切な人々の健康にも影響を与えます。すなわち、地域全体の健康、にとても関係が深いのです。
禁煙外来は、「地域社会のかかりつけ医」としてとても大切な取り組みの一つだという思いで取り組んでいます。
紙芝居を使ってのミニセミナー
アピール方法は、診療待ち時間の立ち合い室で。紙芝居風にミニセミナー10分間を計画しています。「喫煙」「禁煙」聞き取りにくく、話す側も間違ってしまうので、「タバコを吸う」という言葉に言い換えてみては、とアドバイスをいただきました。
分かりやすい言葉で説明をしていこうと原稿を訂正して、1週間後の業務ミーティングで再度スタッフに確認してもらうことになりました。「分かりやすい禁煙外来アピール」紙芝居に仕上げていこうと思います。
また、「受動喫煙」では以前「蛍族」という言葉もありましたが、ベランダや屋外でタバコを吸っても8時間はタバコに含まれる有害物質が付着しているため、屋内外にかかわらずタバコの害はあるんだ、というチラシを作っていこうと思います。
小さな「種まき」は行動から
スタッフに種まきができました。ミーティング中、別のスタッフから「(禁煙外来の情報提供は)今回に限らず、ゆくゆくは禁煙外来を受ける前の、「禁煙教室」のようなものができたらね。と意見がありました。
その月限りの院内活動にとどまらず、次につなげていく目標・・・実際、形になっていくのか、いかないのかは一番の問題ではなく、今やっている小さな活動が次はどうなっていくのか、どうすると楽しくなっていくのか、やりがいにつながるのか、継続する活動から発展する活動へ。
一方、業務活動に無理しないほうがいい、という厳しい意見もありました。
それも大事な意見です。
あれもこれもと欲張ってはいけません。一人で活動に力んでもいけません。
しかし、かのナイチンゲールは、こう言っています。
物事を始めるチャンスを、
私は逃さない。
たとえマスタードの種のように
小さな始まりでも、
芽を出し、根を張ることがいくらでもある。
〜フローレンス・ナイチンゲール〜
何ごとも小さな一歩から始まります。
出された意見から学びながら、まずは今回、「紙芝居風」にアレンジして取り組んでみたいと思っています。
看護師・助産師スタッフ 小林典子