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2016年12月1日

復習しよう

11月の勉強会は「感染管理:基本編」と題し、スタンダードプリコーションの理解をはじめ、感染源の除去や感染経路の遮断にポイントを置き、看護師だけでなく、PSR(看護助手)、医療事務スタッフも参加してもらい、基本についておさえる勉強会をしました。

看護師にとっては当たり前のことですが、この当たり前を自分以外の人に伝えることによって、知識と理由付けがしっかりできているかが振り返ることができ、いい復習になりました。

消毒液を使い分けしているのはどうしてか、
清潔操作の基本、
手洗い・消毒の大切さ
など、「基本の基本」を学びました。

冬に入り、インフルエンザも流行し始めました。

医療に携わる私たちが感染経路にならないよう、手洗いをしっかり行い、そしてストレスをためないこと。

ストレスに強くなるために食生活をしっかりすること、しっかり睡眠をとること。


患者さんにはよくお話するのに、自分はそっちのけにならないよう、まずは自分を大切に守っていきたいと思います。


看護師/助産師 小林 典子

スキルアップ続けています

10月の勉強会は、初心に戻って「コーチング」について開催いたしました。

いつもマイファミは入職時、研修の一環として「コーチング」について学び、マイファミの理念「チームワーク」や「コミュニケーション」につなげていっています。

今回、もう一度勉強をしようとしたきっかけは、年度の中盤になり慣れが生じはじめ、言葉足らずのコミュニケーションになりつつあること、新人教育においてそれに携わるスタッフも悩んだり、目標が達成できないのはどうしてか振り返るときに、原因追及ばかりで次回の改善にポジティブになりにくく、ストレスになりやすかったりしていたことがあったからです。

相手を励ますつもりで、叱咤激励をしていたつもりでも、一方的だったのかもしれません。

『相手を思いやることを大切に、相手本位のコミュニケーションを心がけます。』

マイファミの基本理念の「コミュニケーション」とは、何なのか。そこに行きつきました。


そして、常に「感謝」の気持ちを忘れないこと

『一人がみんなのために、みんなが一人のために助け合う、個人の能力を有機的に組織力として繋げていきます。』


人としてあるべき姿を紐解いていくと、マイファミの基本理念に繋がっていくことを改めて確認できた勉強会でした。

看護師/助産師 小林 典子

2016年9月30日

適度な緊張感で



9月の勉強会は、救急蘇生と小児の点滴の固定介助 についてでした。
 
先輩看護師を中心として、スタッフ全員で基本知識の復習からはじめます

そして、救急セットの道具の確認、AEDの装着方法、また、小児への対応として、固定するのに人手がほしい時に効率よく体や足を持ってもらうにはどうしたらいいか、細かいことを確認していきます。

 「救急」と聞くとふだん医療の現場に身を置いている看護師である私でさえ、自然と心が引きしまります。

その中で、先輩看護師は、さすがに落ち着いています。貫禄さえ感じます。

実際の場面で、どれだけ迅速かつ的確に対応できるか、このような勉強会を日頃から繰り返し行い、意識を高めていくことが大切だと思います。

「救えるいのちを守る」ために「想定外」はない
  
そう心に刻み、これからも緊張感をもって取り組んでいこう・・・
そう改めて思いました。


 次なる勉強会には誰もがバージョンアップできればいいなと思っています。


                     看護師/助産師  小林典子

2016年8月18日

マイファミ・キッズ健康フェスタへの参加、ありがとうございました!


86日(土)に行いました

マイファミキッズ健康フェスタに

たくさんの方々にご参加いただき、

ありがとうございました。

今回初めてのイベントでした。

何をすると子供たちが喜んでくれるかな…

スタッフも仲間に加わりながら楽しめるものはないかな…

と悩みながらも、少しずつ準備をしていきました。

みんな来てくれるかな、楽しんでもらえるかな…

不安もあり、期待もあり、

私たちもワクワク、ドキドキでした。

無事にイベントが終了し、

子供たちの笑顔や

夏休みの小さな思い出に

お役に立てたことをうれしく思いました。

今回はスタッフの感想も載せてみたいと思います。




聴診器で体の中の音が聴けたときの

お子さんの楽しそうな顔が印象的だった。
本多 祐美子


食事とうんちの話をさせていただきました。

みなさんの笑顔を見ることができて、

私も楽しむことができました。

ありがとうございました。
青山 茉以


こんにちは。みんなフェスタは楽しんでいただけましたか?

私はお医者さん体験を担当いたしましたが、

みんな真剣に取り組んでくれて嬉しかったです。

ありがとうございました。
                小島 千佳


お子さんと一緒に作成する時にやはり怖がる方もいましたが

最後まで完成させることができました。

また、みんなで楽しく作ることができてよかったです。
原田 明日香


2階で食べ物とうんちのお話を担当させていただきました。

最初はきてくださった方に楽しんでいただけるか不安でしたが

皆さんの笑顔が見れたときは嬉しかったです。

ありがとうございました。    
日髙 ひかり


お越しいただいた皆さんと、バルーンアートで犬を作りました。

「バルーンアートは初めて」という方がほとんどでしたが、

皆さん上手に作っておられました。

犬の他に、プードルや海賊の剣なども作りました。

たくさんのカラフルなバルーンは、皆さんのお土産となり、

皆さんと過ごした楽しい時間は、私の素敵な夏の思い出となりました。

暑い中、マイファミキッズ健康フェスタにお越しいただき

誠にありがとうございました。
小田 典江


参加してくれたキッズのみなさんは

ドキドキでしたか?

ワクワクでしたか?

私はみなさんが話を熱心に聞いてくれる姿に

ほのぼのいたしました。
                尼丁 記子


初めてのイベントでした。

看護師体験を担当いたしましたが、

「看護師体験を希望してくれるかなー。」

と不安でしたが、思った以上に参加してくれ、

また本物の看護師以上に上手に声掛けもされて、

私自身がびっくりしました。

私も楽しむことができました。

ありがとうございました。
小林 典子



子供たちが、おいしゃさん、かんごしさん、うけつけさんを体験して、

楽しんでくれて、先生もうれしかったです。

病院は体のちょうしが良くないときに行くところなので、

あまりいい思い出のないところかもしれないけれど、

マイファミのスタッフは、

いつもみんなが元気になりますように!

って思いながら働いています。

また次のフェスタでも遊びに来てくださいね。
中山 久仁子


マイファミ・キッズ健康フェスタブログ:写真で綴るフェスタ当日の様子

2016年6月30日

女性の健康をその生涯にわたりサポートするウィメンズ ヘルス

ウィメンズ ヘルス(Women's Health)とは?


わたしたちマイファミのスタッフは、

当院で提供している診療内容、医療サービスを地域に広く知っていただき、

医療機関をよりよく活用していただくための院内活動を行っています。


この5、6月の2カ月間は、

『ウィメンズ ヘルス:Women's Health』

について集中的に活動を行ってきました。



ウィメンズ ヘルス ... ???

ふだん聞きなれない言葉かもしれません。

「婦人科外来のこと ??? 」

そう思われる方もいらっしゃるでしょう。

確かにこれまでの「婦人科」と重なるところもあります。


ただ、ウィメンズ ヘルス(「女性外来」とも呼ばれます)は、

女性をその生き方、ライフスタイルにおいて、より多様的に、

人生の時間軸の中において、より長期的に、

そして、医学的な診断だけでなく、その人の社会の関係性においても、より複眼的に、

サポートしていくものです。




ひと言で表すと

ウィメンズ ヘルスとは、

女性の一生涯にわたる健康」をサポートすること

と言えるでしょう。


大切な医療サービスである「ウィメンズ ヘルス」


 マイファミでは、2011年の開業以来、

ウィメンズ ヘルスを大切な医療サービスのひとつとして行ってきました。

なぜなら、

女性は家庭や社会の中で様々な役割や責任を担いながらも周りを優先して、

自分の身体のことについては二の次になってしまうこと ...





また、心身に不調を感じても、相談しやすい医療機関が少ないと感じていること ...

そのような傾向があるからです。




そこで、わたしたちは、みなさんにわたしたちの取り組みをより広く知っていただき、マイファミを活用してもらい、女性を支える存在になりたいと願っています。


患者さんとの対話から実感したウィメンズ ヘルスの必要性


具体的な活動として、診療内容ごとに担当者を決め、

その担当者が活動を検討し、決めています。

はじめは、DVDで収録したものをご覧頂こうと予定しました。

しかし、収録時間はおよそ6分と短い内容ですし、

伝えたい事が本当に伝わっているのか心配になり、

患者さんのお顔を見ながらお伝えすることにしました。

ある日の診療日、女性の患者さんが待合室に数名いらっしゃる時を見計らい、

手作りの資料を用いてお話しさせていただきました。

その様子をご紹介いたします。

1日目


私は緊張してしまい、資料の内容を間違いなくお伝えするのに精一杯でした。

それでも、患者さんは私の拙い話を最後まで聞いてくださりましたが、

釈然としない初日でした。

2日目以降


この日より、院長のアドバイスで、対話形式で行うことにしました。

すると患者さんは





「そうなんだ!」

「知らなかった」

「今から先生に相談してみようかしら」

など、ご自身の感想や質問も言ってくださり、

笑顔で話しを聞いていただけるようになりました。

日を追うごとに患者さんとの距離が縮まり、最初の活動を無事終えることができました。


「わたし」と「ウィメンズ ヘルス」


女性の心身は、年代によって大きく変化し、それに伴い症状や悩みも変わっていきます。

私は40代の更年期です。

2030代の頃、自分が更年期になるなんて全く想像できませんでした。

しかし、40代を迎え、心身の変化や症状を実感するようになりました。


2年前の春のことです。

やる気が起こらず、無気力な状態が続き





以前のように家事をやりこなせない自分を責め、人に会うことも外出も億劫になり、

私は心の病かも知れないと思っていました。

夏になり、暑さのせいか益々やる気が無くなり、症状は辛くなるばかり。

これではいけないと、当クリニックで診察を受け、漢方薬を飲み始めました。

すると日を追うごとに症状が軽くなり、子供に冗談が言えるようになりました。






2年経った今、調子は良く、半年前から筋トレを始め、健康維持に努めています。


年代を問わず、私のように何かしら女性特有の症状をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そのような女性に、

元気で楽しく過ごしていただくために、

わたしたちはサポートいたします。

マイファミのウィメンズ ヘルスで

家庭医による一般外来

産婦人科医による女性専門外

を設けております。


診察のほかに、子宮がん検診ブライダル検診も受け付けております。


院内にはウィメンズ ヘルスのリーフレットをご用意しております。

また、リーフレットの内容についてはホームページでもご覧いただけます。

カラダのこと、ココロのこと、どんな小さなことでも結構です。

どうぞ、わたしたちにお気軽にご相談にいらしてくださいね。



看護助手・医療事務  小田 典江

2016年4月13日

新年度の年間目標にあわせて

新年度の年間目標


今年も早いもので新年度を迎えました。
そこで、平成28年度のうらミーティングの院内活動と
勉強会の年間目標を立てました。


院内活動は

家庭医療の診療所 マイファミの診療の特徴を、
地域の人々により広く知っていただこう

勉強会は

問診の達人になろう

です。

女性が相談しやすい診療所


早速、4月の院内活動ではウィメンズヘルス(女性外来)をアピールしていきます。

マイファミの大きな特徴のひとつが、

女性が相談しやすい診療所

です。




第2、4金曜日は産婦人科の女性医師による「女性専門外来」はもちろん、

家庭医療専門医の院長が女性医師であるため、

女性の心身の悩みをいつでも相談できることがあります。

女性がますます活躍できる社会の実現のためにも、
少しでもお役に立てればと思っています。

めざせ!問診の達人!!


一方、院内での自主勉強会の方ですが、
/1(金)に「腹痛」の訴えのある患者さんに対する
問診の取り方について練習しました。

まずは、問診のポイント
発症、増悪・寛快因子、痛み方、痛む場所、痛む程度、痛む時間・経過
をしっかりおさえることを学びました。

頭で理解できたら、次は、さあ、実践練習。
ペアになって5分間という時間を決めて問診していきます。

各ペアには、それぞれ症例が与えられ、
患者さん役はなりきって質問に答えていき、
問診担当はポイントに沿って質問していきました。

問診の技術は、一朝一夕に身につくものではありませんが、
日々是鍛錬の気持ちで、スタッフ同士、切磋琢磨して成長していきたいと思います。

           看護師・助産師スタッフ

                   小林典

2016年3月31日

紙芝居で広がる禁煙外来の取り組み

みなさん、こんにちは。

1月の投稿で「禁煙外来から地域の健康を考える」というテーマをご紹介しました。

おぼえていらっしゃいますか?

今日は、このテーマの「その後」についてご報告します。


内心ドキドキの紙芝居、でも・・・


2月の土、日曜日の診療時間、待合スペースを活用し、

このテーマについての取り組みを

地域の方々に広く知っていただこうとアピールを行いました。

しかも、ただお話をするのではなく、紙芝居を使って、です。


みなさん聞いてくださるかなぁ・・・

反応はどうかなぁ・・・

十分な準備をしてきた、と思ってはいたものの、

実際、患者さんたちの前で話をするというのは、

正直、ドキドキするものです。






でも、

ご家族の中にタバコを吸っている方がいると、

「パパが吸っているよね」

といった親子の言葉が聞こえてきて、

その患者さんの反応に私自身の緊張がほぐれ

またそれによって、周りの雰囲気も和み、


ありがたく感謝の思いでお話をする機会となりました。



患者さんの目線で伝える、むずかしさ



むずかしい医学用語をできるだけ使わず、

わかりやすい言葉で簡潔明瞭に。

頭ではわかってはいるのですが、実践となると、それがなかなか難しい。

自分で何回も原稿を書き直し、院長から何回もアドバイスを受け、

同僚スタッフの前でリハーサルを行ったり、

時には自分の家族に意見を聞いたり

・・・なかなか大変でした。

大変だったぶん、実際に現場に立ち、

聞いてくださっている患者さんたちに

少しでも大切なキーワードが残ってほしい

おみやげ話程度でもいいので、

何か一つでも心にのこり、お役にたてればいいなぁ・・・

と願っています。


今後の取り組み


これからも引き続き、院内活動行います。
 
今度は、女性の目線に立ちます。

女性専門外来の紹介をはじめ、


ウィメンズ・ヘルスに焦点を当て、健康を考えていきます。


次のスタッフにバトンを渡し、4月に行っていく予定です。

乞うご期待ください。



看護師・助産師スタッフ 小林典子