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2016年2月8日

「SpO2」の理解を深める

スタッフによる自主勉強会


2月5日午後、お昼休憩を利用してスタッフによる自主勉強会を開催しました。

今回は、スタッフが自主的に行っている「うらミーティング」企画による第2回目となる勉強会です。

院内では様々な「ミニ講義&勉強会」を定期的にしていますが、そのほとんどは、午前診療と午後診療の間のお昼の時間を利用して行っています。

ミーティングルームでランチを一緒に囲みながら、頭と身体の両方に栄養を取り入れている!という感じです。

SpO2ってなぁに?

さて、今回のテーマは「SpO2ってなぁに?」でした。

SpO2は、日頃の診療で頻繁に登場する検査です。

SpO2(エス・ピー・オー・ツー)...???

正式には、「経皮的酸素飽和度」のことを、このような略称で呼んでいます。
(*正式名称については、こちらをご参照ください)

むむむ・・・・ますますわからん・・・ですよね。

ほら! よく病院やクリニックに行くと、お医者さんや看護師さんが患者さんの指先に洗濯バサミみたいなものを付けて

「ふむふむ OO%ですね、よかった」

なんて言っているのをご覧になったことありませんか?



ざっくり言いますと、この検査によって、血液の中に酸素がどれくらい含まれているか を見ています。

咳が続いたり、呼吸が苦しかったり、心臓に負担がかかったり、貧血が強い時など、SpO2の値が低くなり、診療、治療の手助けになる簡易検査なのです。

私たち看護師と、「うら業務」を担っている看護助手さん、管理栄養士さんたちと一緒に
SpO2について、その検査機器であるパルスオキシメーターの仕組みなどを学びました。



近年の急速な医療機器の発達により、検査の原理や仕組みがよくわからなくても、機械の操作手順に従うだけで、検査結果は得られるようになりました。

しかし、日常的に行っている検査の意味をより深く学び、その知識を仲間と共有することで、

より確かな情報を医師に伝達し、スピーディーな治療へとつなげることが出来ればと行いました。少し大げさな言い方かもしれませんが、こういう日々の小さな勉強会も、医療現場におけるナレッジマネジメントのひとつだと考えています。

このような自主勉強会をとおして、一人一人の知識や能力、技能を仲間と共有し、チームやグループとしてより質の高い医療を実現していきたいです。

ランチ(ランチョン)・ミーティングのすすめ






お昼休憩に食事をしながらの、和気あいあいとした雰囲気の中、院長先生からのミニ講義もあり、若手からベテランスタッフまでとっても有意義な時間でした。

美味しいお昼を頂きながら、お勉強もできてしまい、ちょっぴりお得なこのようなお昼もいいものですよ!!

看護師  小久保 廣子

*「SpO2」について、より詳しくお知りなりたい方は、以下もご参照ください。
『SpO2を読む話 - パルスオキシメーターの基礎:コニカミノルタセンシング』(PDF)