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2017年3月9日

認知症ケア「ユマニチュード」


みなさん、こんにちは。

3月、今年度最後の勉強会は、

認知症の基礎知識、

そして、

フランス生まれの ユマニチュード という

認知症のケアについて勉強をしました。

ユマニチュードは


見つめる、話しかける、優しく触れる

がケアの基本です。

相手と話すときは「目を見つめる」

一番驚き、すごい!と感動したのが、

認知症の方を寝たきりにしない

自分の足で立ち、少しでも歩いてもらうこと

認知症の方は声をあげたり、物音を立てたりという行動をとることがありますが、

それは自分の存在に気付いてほしいというサイン。

ユマニチュードを使って


優しい気持ちを優しいと感じてもらえるように」接すること

大事であると学びました。


さて、私たちマイファミは、「仁愛」の精神を大切に日々の医療活動と向かい合っています。

は、「他人に対する親愛の情、優しさ

は、「そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持ち

を表します。

質の高い医療の実践には、患者と医療従事者がともに学び合いながら、


思いやりと慈愛の心(=仁愛)が基礎にあることが不可欠です。

そうはっても私たちは、


ひとりひとり不完全な人間です。

毎日の生活の中では、思うようにいかないこと、

意図せず周りを傷つけたりすることもあるかもしれません。

それでも、人はお互い、常に「優しさ」を求め、分け合い、育む


人はともに学び合い、学び続けていくことによって、成長するのだと思います。

この一年、ひとつ、ひとつの勉強会をとおして学んだことは


すべて「仁愛」に通じるものでした。

これからも、あせらず、たゆまず、おこたらず


患者さん、ご家族、そして仲間とともに学び続けていきたいと思います。 


看護師・助産師 小林 典子

























2017年2月15日

母乳育児と補完食(離乳食)

みなさん、こんにちは。

2月は、母乳育児の利点と補完食(離乳食)について勉強しました。

母乳栄養の利点は母子ともに愛着形成だけでなく、

栄養面、免疫学からも優れていることを勉強しました。



母乳不足感と母乳不足の違いをおさえ、

正しい知識を持って母乳育児の確立のケアにたずさわることが大切

という点にポイントをおきました。

当院でも乳児健診の母児に関わります。

問診のたわいもない会話から、

いかに育児不安をキャッチできるか

少しでも寄り添えるケアにつなげていけたらと思いました。

さて、来月は、「認知症ケア」を予定しています。

認知症とは、後天的な脳障害によって認知機能が徐々に低下し、日常・社会生活に支障がみられるようになった状態を指します。

認知症の正しい知識を学び、

その人らしく暮らせるようサポートする

それはマイファミの理念でいう「価値観」につながっていきます。

大いに勉強していこうと思っています。

看護師・助産師 小林典子




「包帯法・固定」について学ぶ


新しい年を迎えた2017年1月

本年、最初のスタッフ・ミーティングでは

包帯法・固定」について勉強しました。

まずは、包帯法の目的をおさえました。

被覆:皮膚の創傷や病変などを保護する目的。

支持(保持)、圧迫、固定、牽引、矯正など、

いろいろな巻き方があるのを確認していきます。


環行帯、螺旋 帯、蛇行帯、折転帯、麦穂帯、亀甲帯

部位によって効果的な巻き方があり、勉強会では実際にみんなで巻いてみました。

圧迫はきつすぎず、むらのないように...

それぞれの方法をその場で的確に行うのは難しいことを再認識。

屈伸する関節部位への包帯は可動部の運動を妨げないこと

きれいに巻こうとすると時間がかかり、慣れていないとでした。

災害時や応急手当が必要になったときなど、

今回の勉強会の成果を十分に活かせるようにしたいです。

看護師・助産師 小林典子